平成を振り返る
いつもお越しいただきありがとうございます^^
平成から令和に時代が移りました
カウントダウン的なことをするという発想が一切なくて
お祭り的なものというより「神事」「儀式」的な
という古い頭があったからでしょうか
私は普通に就寝しておりました 笑
Beautiful Harmonyという名前に決めたからには
政府には恥じない政を期待したいですね
平和な世の中が続きますように
さてせっかくの機会ですので
平成を振り返るというよりもお店を振り返ってみようかな?
と、ありがたい忙しいGWの現実逃避にPCに向かい合っておりました
弊店、お客様のご要望もあって昔の商品写真もサーバに残しております
見ているだけで本当に懐かしい
OPENが2007年ですので12年前、ちょうど干支一回り前なんですね
そのころ自分がどうだったかとかは
記憶が定かではないですが商品を見ると本当に懐かしい気持ちでいっぱいです
今もこの子は元気でどこかにいるだろうか
という気分になります
昔はすべて1点もので天然石のお店というよりは
アクセサリーショップという素材を限定していないお店でした
vintageパーツやアクリルなども使っておりました
当時の流行りもあってか
基調のメタルはアンティークゴールドがほとんどでしたね
それかシルバー
ゴールドは14kgfでは使っていましたがゴールドカラー出しても
売れないという印象を覚えています
なので少しアンティークな風合いの個性的な
アイテムがメインでした
また、こういう雰囲気も作ってほしいというお声も
あるかと思いますが、
現在こういうものを作らなくなった一番の理由は
仕入れ先の閉店です
当時よく仕入れていた好きだった仕入先がいくつも立て続けに閉店し
OPEN当初から変わらずにある仕入れ屋さんはもう2店ほどです
センスが良くて値段も安くて珍しいパーツや石が手に入らなくなり
そうやって海外からオリジナルで仕入れをするようにはなったのですが
その分、仕入れ費用(特に送料など)がかさんだり
パーツを探すための仕入れにかかる時間も増えていっております
最近はまたハンドメイドサイトなどで
素敵なパーツ屋さんが増えてきてはいるのですが
「お店」というよりも「個人の副業」的なお店が多いのも事実で・・・
正直パーツのお値段が昔よりも全然高かったり
発送までにお時間がかかったりという諸々の面もあるんですよね。
また、素敵なプロの石屋さんやパーツ屋さんが増えないかなぁと思っています。
最近は専ら韓国産の同じようなパーツ一辺倒になってきているので
昔あったような面白いパーツが減っているのも事実。
またいろいろ作りたい気持ちはありますが・・・
OPEN当初はサンキャッチャーや携帯ストラップも売っていて
ストラップのこのシリーズはとても人気がありました。
大粒のスワロフスキーを使ったストラップ。
このスワロも廃盤になりましたね。
昔からお越しのお客様にはとても懐かしいと思いますが
よく売れたといえば、この多連ブレスレットシリーズは
よく作ったなぁと記憶しています。
14kgfアイテムも今は
ハンドメイドサイトの
同じ商品を定番として出し続けるという意向や
長く使えるシンプルなものが好まれる傾向もあって
一粒ネックレスタイプが圧倒的に多いのですが
昔はほとんどこういった可愛いらしい石がたくさんついたシリーズが
ほとんどでした。
当時は石の色の組み合わせが他のお店にはない!と言っていただくことが多くて
とても人気でした。時代の流行りでもあったんですよね。石がたくさんついているのは。
お店や作家さんによっては今もこういうタイプのアクセサリーを売られている方も
いらっしゃいますが、もともとは私もそうでしたよ^^
ただ、私自身も、こういうタイプは気持ちが動かなくなってしまったので
めっきり作らなくなりました。
石の組み合わせを考えるのは今も大好きなのですが
じゃあ着けるかと言われたら・・・うーんとなってしまう。
こういうワイヤータイプも作り始めたのは私が最初位だったのではないかなぁ
と思います。2008年2009年くらいかな?試行錯誤でしたねぇ。
こういうアクセサリーを作る作家さんも今では増えましたね。
昔は作っていたシリーズでいうと
こういうワイヤーでたくさんのパーツをとめるものや
バレッタ!も!
作らなくなったなぁ。すみません、お店の利益の問題でもあります。
天然石使ってやっていたから原価率がすごいことになっていました^^;
最近はハントメイドブームもあって
色々なパーツが簡単に手に入りやすくはなっていますよね。
昔はアクリルビーズもほとんど種類が限られていましたもの。
でも、もう希望しないでください!
だって可愛いバレッタ作る作家さんとかたくさんいらっしゃいますから!
いまではいろいろな樹脂アクセサリーも出ておりますが
樹脂アクセサリーを作ったこともありました。クラゲの深海遊泳。
絵が描くのがとても楽しかった。全部手書き 笑。
今やいろいろな閉じ込めるための樹脂用のパーツが売られております。
樹脂も樹脂でニオイが大変ですので、樹脂作家さんは集中力とニオイとの
戦いではないかなと思います。
樹脂ももう作らないかなぁ。
もちろん今も、ブラックライト片手に樹脂液を天然石アクセサリー製作の
現場で使うことは毎日あるんですけどね^^
必需品です。
コットンパールも流行りましたね!
そして作ったなぁ~
一番多い時期、月で100本以上作ったと思うな!ロングネックレスを
そしてビジューも流行りましたよね
ビジュークラスプわざわざドイツから仕入れて販売しておりました
コットンパールは定番になって
今や結構なオワコンなのでしょうか
私はあれは画期的な素材だと思いますし
実は昭和初期ころに日本が作り出したと記憶しているのですが
素敵なずっと定番になってほしい素材の一つです^^
これは余談になりますが
ストールとかSELECT商品を取り扱った時期もありました
仕入れてきたアクセサリーとか
ただ、発送の梱包や大きさの問題で
どんなものでも取り扱えるというわけでもなく
(在庫のスペース問題もあって)やむなく一時的なものとなりました
あまり売れなかったので
こういう経験も「弊店に求められている商品はなんだ」というのが
はっきり明確にわかるような体験でした^^
(なんでも勉強)
商品の写真も
時代とともに性能があがったり
編集ソフトの性能が上がったり
最近はプロ顔負けの商品写真を撮られる作家さんも多くいらっしゃいます
弊店も写真見ているだけで試行錯誤がよくわかります
店名のロゴ文体も結構な頻度で変化してます
カメラはいつか一眼を・・・と思っているのですが
思っているような写真を撮れる一眼は数十万するということが
最近わかったので(結構そのくらいのカメラを買ってらっしゃる作家さん多し。恐るべし)
ちょっと検討しつつ。。。
今もチマチマデジカメで撮る毎日です
撮影小物も少しずつ時代とともに変えています
どの撮影小物を使うかで「お店の色」も雰囲気も変わりますし
結構重要なんです
その時々によって弊店は変えておりますが
森ガール的な可愛いアンティーク的な雰囲気が流行っていた時は
フレームを使っていました
これは自分でペイントしたやつですね
でもちょっと、クラシカルな雰囲気になってしまって
シンプルなアイテムの良さを伝えるには
小物の方の主張が強い・・・と最近は使わなくなりました
撮影小物や背景が増えると
雰囲気があっていれば問題はないのでしょうが
情報量が多すぎると、商品がお客様に伝わりにくいという気がしているので
最近はなるべくシンプルに
撮影小物は少なめにするように気を付けてます
パッケージ売りという言葉が日本ではあるくらい
そのくらい梱包デザインは重要視されているので
撮影写真の雰囲気も無視はできませんが
なんでもなんですが
雰囲気押しだったり、パワーストーン押しのような
ちょっと人の弱みにつけこむような売り方がどうも苦手なんですよね~
なんだろう、この九州男児のような頑固さは 笑
九州の血が入っているからだろうか
最近出した写真と比べると画素数(くっきり度)はやはり違いますね
とにかくお客様目線で見やすくなればいいなと思っています
そして掲載写真といえば
皆様のご希望の多い着用写真でもあるのですが・・・
昔はこういう商品写真をお借りしての弊店商品のコーディネート提案もしていました
が、時代的にも、やはり©の問題でダメなので
最近はこういったご提案ができません
手持ちの服じゃ無理ですからね~
こういう組み合わせ考えるの大好きなんですが
ちなみに右上が弊店の商品で
こういうアイテムに合わせてもらうようなイメージで作っておりますよ
という感じでブログで掲載させていただいておりました
着用載せた方がわかりやすいので
一時期頑張って自撮り(タイマーセルフ撮影)しておりましたが
着替えて撮っての限界が・・・
最近はとみに体力気力の限界があるので(アスリートだったら引退時期)
なかなかこういう写真は撮れなくなりつつあります
手持ちの服は、母のも姉のも借りまくって撮影していたのですが
コーデの限界もあります 笑
どうでもいいんですが
若い時の体型ってなんであんなに細いんですかね
体重にそこまで変化がなくてもシルエットがだんだんと丸みを帯びてきて
今、同じように撮っても
おしゃれな雰囲気が低下するのはなんでだろう~と思ってます
若さって、集中力や体力もあるけど
身体のシャープさもありますよ 笑
あ!あと肌ね
全然違うもんね
そうして最近では
1点ものストーンを仕入れることも増えました
昔も心惹かれる石は仕入れていましたが・・・
最近お値段が高くなってしまうから恐縮ではあるのですが
定番の石(例えばガーネットやら所謂誕生石とか)が
もう普及しすぎて需要が減ってきているという事実もあります
なので他では手に入らない石を探してきて販売するということも
チカラを入れ始めました
とはいえ天然石
年々、仕入れ値はあがり、サイズは小さく質は悪くなりがちです
昔の石を見ると
こんなに綺麗な!とかこんなにグレードが高い!
こんなにお求めやすい!・・・などなどの感嘆符が口を出てきます
自分で販売していた石なのに^^;信じられない
今なら口から手が出るほど欲しいなと感じる石たちです
また10年後も
今販売している石を見て思うのでしょうか
振り返ると
どのアクセサリーにしても、石にしても
一期一会感を感じずには否めませんね
複数の在庫粒の石であっても
もう手に入らない石やパーツがなんと多いのだろうと思います
SOLDOUTのカテゴリーも設けておりますので
お買い物はできませんし、リクエストいただいても再販できないのですが
お暇なときに「弊店の過去」をお楽しみいただくのも
一興かと存じます
翻って、これだけたくさんの商品は
すべてどなたかの元に行かせていただいております
ご縁をいただき本当にありがとうございます
こんな小さな、名もなきお店でお買い物いただくことって
最初は不安が大きいと思うのですよね
長くお越しいただいているお客様や
もう来られなくなったお客様
初めてのお客さま
色々なお客様が訪れて糸を途切れさせずにいてくださったおかげで
今日もお店を開けることができております
本当にありがとうございます
最近は色々なアクセサリーのバリエーションも増えて
パーツの販売種類も増え
本当に様々なアクセサリーショップが増えたと思います
若い作家さんの感性が入ったおしゃれなアイテムは
やはり私には作れないなぁと思うことも多々ありますし
100のカテゴリーがあったとしたら
100のカテゴリーの商品を頑張れば作ることができるかもしれないのですが
仕入れ費
自分自身の体力や時間など
を鑑みても、100あるうちの1つを極めることしか
やはりできないと感じます
長くお店をやっていると
長く使っていただける頑丈さや経年劣化しにくい素材
時代の変化にも合わせやすいデザインなど
そういった視点を重要視することも増えました
色々なアクセサリーを作るということではなく
最近は天然石のアクセサリーというカテゴリーで精進していきたいと思っておりますので
またどうぞ新しい時代もお付き合いをいただけましたらうれしいです
お店でお待ちしております
よろしくお願い申し上げます
Silvia de atelier
店主拝
令和元年5/1
これはちょっと余談ではあるのですが
母世代の知り合いから聞く話では
やはりこういった手芸関係に携わる人は
50代くらいから「バネ指」や「手根管症候群」など
手指に不具合が出てくることが多いようです
(ホルモンバランスも関係しているそうですが)
正直、この仕事=生活がかかっている自営業ですので
手指が使えなくなると困ったことになります
なるべくケアも心掛けているのですが
年々、やはり手指に不具合を感じることも多いので
そういう意味でも気を付けながら
休ませながらも大事かなと思っています
休肝日ならぬ休手指日を作って長くお店をやっていければ
と思っておりますので
どうぞよろしくお願いいたします
全然更新してないnoteについてですが喪中のため
喪中明けにまた書きたいと思っております
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