虹の橋へ

こんにちは


いつもお越しいただきありがとうございます


東北を中心に大きな地震があったようで

(私の住むところは全く揺れずでした)

その地域にお住いの皆様大丈夫でしたでしょうか

コロナに加えてまたしばらく緊張感の続く日々が続くかと思いますが

慌てずに呼吸をゆっくりと肩の力を抜いて

万全の備えでお過ごしくださいませ

これ以上何事もなく過ぎることを祈るばかりです


さてお店の方もしばらくお休みをさせていただきました

2/10から4日ほどなのですが


言葉にするのも少しまだ今は難しい状況なのですが

オチビが2/10の朝に虹の橋に行ってしまいました

16歳と約11か月でした


(以下、少し悲しい話になりますので受け入れられない方は

この先は読まずに終了させてください)


振り返れば5年前に脳梗塞のようになってから

たまに、けいれん発作が起こるようになったりして

断続的に介護や見守りが必要な日々が増えていきました


でもその都度、回復していたので

1月くらいから立てなくなり以前にまして見守りが必要になってはいましたが

目は鼻はまだピカピカで元気で食欲もアリ

何より本人の生きたいという気力が満ち溢れていましたし

寝たきりではあってもまだまだ生きていてくれそうだなと思っていた矢先でした


人間でもそうなんでしょうけど

寝たきりになると排泄がだんだんと難しくなります

そして排泄が心臓に負担をかけるようになっていきます

心臓がもともと強くなかった子なので、一番の心配はそこでした

心臓が持つかな・・・と


寒さもあって亡くなる数日前くらいから、またけいれん発作と

排泄の時の呼吸に雑音が混ざるようになって

一瞬たりとも目を離さない方がいいなと判断して

明け方まで付き添って朝方眠って日中仕事して夕方また仮眠をとって

夜からまた朝まで見守るという生活を続けていました

正直、仮眠もとれなかったりで毎日の睡眠時間が本当に少なく

元来、私も持病があったりするので私自身の体調も持つか心配になりながらの日々


そんな毎日が数日続いて

2/10朝方家族と交代して眠りに自室に行ったのですが、すぐにまた電話で呼ばれました

傍に駆け付けると、聞いたことのないような声で鳴くようになっていて

その感覚がどんどん短くなっていってしまって

詳細は省きますが、最終的に私の腕の中で息を引き取りました

息を引き取るというよりも心臓が止まってしまったという感じだったのですが

本人がまだ生きたいという欲があったように見えたので

身体から魂が離れるのがしんどかったんだろうと思います

私がこういう亡くなり方をしてほしいなという感じではなかったので

辛いんですけど、私が飼うと決めて私が一番最初に抱いて家に来たので

最後、神様に返すときにも私の腕の中で良かったのかなと納得をさせています


飼い犬を看取るのは二回目で

覚悟をしていたものの、やはりとてもつらい体験です

人生に起こる一番の辛さは別離ですから当たり前なんでしょうけど

犬といえど何より家族同然でずっと一緒に暮らしていたので

別れの悲しさや衝撃とは別に、いなくなってしまった不在感という空虚感が

まぁしばらくは(だいぶしばらくは)続くだろうなと思っています


穏やかな最期っていうのは中々難しいものなんでしょうね

なんだか色々考えてしまって

身体に疲労感も残っていますし、しばらくは回復に時間がかかるだろうと

思いますので、少し皆さんに甘えながらになるかもしれません

早く回復を目指しますが、ぼちぼちと仕事をさせてもらえればうれしいです


うちのオチビはペットショップの売れ残りで

生まれて5か月目くらいに初めて見かけて

たまたま1週間ごとくらいに見る機会が続き

1週目 こちらに背を向けて座ってる

  (他の犬猫は見に来た人に愛嬌を見せたりしているのに全く見ない)

2週目 プール型ベットをもらって逆さにしてかぶって寝ている(全く顔が見えない)

3週目 プール型ベットの底をずっと堀り堀りするのに熱中している(全く顔が見えない)

4週目 プール型ベットの底を掘りすぎて穴を開け、なぜかその穴が首にはまって

    頭から下が逆向きプール型ベットになっている状態で背中を向けて座ってる

    (全く・・・以下略)


ということが続いて

私は4週目で「飼おう」と決めました 笑

「なんだ・・・この子は・・・」っていう感じで

一切正面から顔を見ることなく飼いました 


そして朝一で迎えに行ったタイミングが、ペットショップの人がオチビのゲージに

「夏休み特価」という張り紙をしている瞬間でした 笑

その1年前に犬を亡くしていて、その時も看取りが大変だったので

二度と犬は飼うまいと思っていたのですが、運命ってこういうことだよなと

(皆様にもいろいろな出会いがあるかと思いますが)


そして以前飼っていた犬のときに後悔が少しあったので

オチビを迎えたときに一つ心の中で決めごとをしました

それは

「神様に返すときが来るまで、100万回大好きと言う」ということでした


正直、口の中に入れたいくらい可愛がったので

お世話をするという意味では振り返ってもオチビには本当に一ミリの後悔もありません


個人的に、犬猫他のペットが亡くなる心因性の理由の一つは

「寂しい」ということだと思ってます

もともと動物は多頭で行動する動物ですから寝るときは寄り添って

日中は集団で動くことがほとんどなので

一匹だけで飼うということは本来は犬猫にしてみればダメなんではないかなと感じていて

でも、現実的に2匹以上飼うことが難しいので

あとは、人間側が寂しい思いをさせないことに尽きるかなという持論があって


ですので、この5年は24時間365日、プライベートよりオチビ優先

オチビのそばに常に人がいる状態を続けました

動物病院に預けたこともペットホテルに預けたこともないですし

(なんなら去勢手術も実はしていません)

一人で留守番させたことも若いときに10回あるかないかです

多分「寂しい」って思ったことはほとんどなかったんじゃないかなと思います


とにかく寂しがり屋ではあったんですけどね

一人で離れた部屋で寝ていても、目が覚めたときは猛ダッシュで

皆がいる部屋に慌てて走ってきて「あ、みんないる」ってほっとした顔をしたり

1,2歳の時は1階で一人で寝てたんですけど

ある時、夜中になんとなく目が覚めて階段のところを見に行ったら

階段の下にじっと座って上を見つめてるっていうこともありました 笑


血統書を見ると北海道の函館生まれだったみたいで

そんな遠くからお母さんや兄弟の元を離れて一人大阪まで来たんだなと思うと

(しかも地方の小さなスーパーの屋上にある小さなペットショップでしたから

今はもう無いんですけど、当初、売られていた他の犬猫3匹しかないような

小さな店でしたから今あるような大型のペットショップ形式ではなかったんです)

多分寝ている間に離されて目が覚めたときに小さな箱の中で

それから数か月一人で過ごしていたことを想像すると

寂しがり屋になったのも納得なんですけどね


ご家庭によって飼われるルールは色々あるかと思いますが

今、色々なペットを飼われている方は是非あふれんばかりの大好きをあげて

たくさん抱きしめてたくさん写真を撮って過ごしてあげてくださいね

どれだけやっていても、いなくなった後には足りなく感じますので

後悔のないようにたくさん愛をあげてほしいなと思います


というわけで

このしばらくバタバタの日々が続いておりまして

私の体調もあまり芳しくはないので

少しずつ春に向かって頑張っていきたいと思います


東北地方の方も今は心の余裕がないかと思いますので

考えすぎず冷静に落ち着いて行動をしてくださいね

綺麗なものを見てお守りにして大丈夫と信じてお過ごしください


お店を通して過去オチビにお声かけ頂いた方も

ありがとうございました

多分、向こうで今頃いつものようにノビノビ寝て、ご飯食べて過ごしていると思います

昔のような何不自由のない体になってくれているかな


↓若く見えますが、2018年くらいです

また虹の橋で会える日まで


Silvia de atelier


追記

多分もうペットを飼うことはないだろうなと今は思うのですが

もう一回初めから、もう一回オチビを飼いたいです

今の願いはただそれだけです


亡くなった愛犬に向けて歌っているといわれている曲を添えて


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